アーリーリタイアメントを目標とする賢明な投資家の皆様こんにちは。本日は↓記事にちなみGMO及びネット証券(FX含む)の実際を見てみたいと思います。
GMO、目指すはネット業界の隠れたガリバー↓は2Q2015のGMOインターネットの売上高及び営業利益の推移です。
GMOはドメイン取得・貸サーバー等のネットインフラ・ネット広告のイメージがあると思います。実際売上高で見ると、72%が同業務で占められています。しかし営業利益で見ると、62%はネット証券(FX含む)からもたらされています。
(出典:会社資料)
この構造は楽天の事業構造と似ています。
楽天のセグメントの内、ネット金融が占める割合は売上高で40%、営業利益で55%となっています。
(出典:会社資料)
楽天のネット金融セグメントは、カード・銀行・証券・生保で構成されています。
GMOの今後の戦略は楽天化、あるいはSBI化といえるような動きです。SBIも証券を核に銀行・生損保を組み合わせていて、銀行は三井住友信託と合弁を作っています。
(出典:会社資料)
GMOの三井住友銀行、あおぞら銀行との合弁の形成、当該銀行・決済子会社(GMO Payment Gateway)を中核に関連ネットサービスを円滑に回していくという戦略は、楽天・SBIとガチンコの競争になりそうです。
最後にネット金融サービス関連企業の時価総額ランキング及び価格リターンを掲示します。(出典:Google Finance)
↓は1年のJPY建て価格リターンです。(出典:Google Finance、青:楽天、赤:GMOクリック、黄:SBI、緑:松井、濃青:マネックス、青紫:カブドットコム)
GMOクリック及びカブドットコムの好調さが伺えます。
何度でも噛み締めたいバフェット箴言
「最初のうち、株価を左右するのはファンダメンタルズだが、ある時点を境に、投機が株価を左右するようになる。古いことわざにあるとおり、”賢者が最初にやることを愚者は最後にやる”わけだ」
“At the beginning, prices are driven by fundamentals, and at some point, speculation drives them. It's that old story: What the wise man does in the beginning, the fool does in the end”
人類が歩んできた歴史を数字で振り返り、俗説に惑わされることなく生きていきましょう~!
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